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斜め35度の視点(@_danboooo_ )

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地頭が悪いひとは東大受験漫画「ドラゴン桜」で良くなる方法を学ぼう

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ドラゴン桜という漫画をご存知でしょうか。弁護士の教師が廃校寸前の高校を復活させるため、全く勉強意欲のなかった生徒たちを東大に合格させる1年間の物語。この漫画は2003年〜2007年までモーニングにて連載されていました。

作中では、東大に1年間で生徒を合格させるための各教科の対策、そして勉強自体へのアイデアが散りばめられています。「子どもの頃に読んでおけばよかった」と後悔するほど充実した内容です。しかし読み進めていくと気づきますが、ドラゴン桜は受験を控えた学生のみならず、社会人にとっても役立つ漫画となっています。

学生の頃は頭の悪さを「成績が悪い」と表現していましたが、大人になるにつれて「自頭が悪い」という言葉に変わっていきますよね。社会人になると、これまで同じ頭の良さで分別されていたコミュニティである「学校」を超えて、上から下まで様々な人を知ることになります。多くの人にとっては、自分より頭のいい人が輝いて見えて、「自分は自頭が良い」と自負して胸を張れないものです。

・育つ環境が悪かった
・生まれたときからそういう頭ではなかった

ときには自分の頭の悪さを自分以外を呪ってごまかすこともあると思いますが、そんな方にこそこの「ドラゴン桜」を読んで欲しいです。

この記事では、社会人にとってのドラゴン桜の魅力を、実際の場面とともにお伝えしたいと思います。




自頭を良くするために、いきなり手を動かさず、まずは自分のマインドを整える

ドラゴン桜の魅力は「こう勉強すると良いんだよ!」という話からではなく、勉強への苦手意識を和らげるところから入ります。嫌々やることは非効率だとし、「勉強をしなければいけない」「勉強はつまらなくない」というマインドを生徒たちに刷り込みます。

・毎日読書をしよう
・早起きしよう
・毎日英語の勉強をしよう
毎日新聞を読もう

いきなり慣れないことをして、結局3日坊主になっていませんか?やらない理由を探してはいませんか?

ドラゴン桜中に登場する生徒が「勉強面白いかも」というマインドを持ち始めて継続して勉強をするように、地頭を良くするための土台として「それを行うマインドを整える」必要があります。

具体的にマインドをすり替えている、英語の場面を抜粋・編集して紹介しましょう。

「英語かあ…」と苦手意識を全面に出す矢島君に対し英語教師は、「日本は英語教育をしっかりしていて、国民の多くが読み書きを多少なりともできることは世界的に素晴らしい」と説明した後、次のような説明をします。

矢島「でも…じゃあ自分が英語できるかって言われると…」

教師「じゃあ矢島君、ローラースケートはできるかい?」

矢島「ああ…子供の頃にやったよ。滑るだけならできる」

教師「ん…スポーツならちょっとできれば”できる”って言うね。そこなんだよ。日本人は不思議と外国語となると、途端に完璧主義者になってしまうんだ。”できる”の標準を”外国人とペラペラ会話する…”そんなふうに意識がかたまっちゃってる」

教師「日本人が英語をできないと思いこんでいる原因は完璧主義。なんでも完璧にやらないと気が済まない潔癖さと物事をネガティブに考えてしまう国民性がそうさせてるんだ。だから本当は堂堂と胸張って Engilish is my second language, so please speak slowly for me.とか言って、図々しく開き直って英語を使えばいいのさ」

教師「現にアメリカ人なんかに『日本語はできるか?』と聞くと『イェース。スシ・サムライ・ニンジャ…』なんて答えてドヤ顔してくるよ」

矢島「ふーん…要は気の持ちようか。なんかとたんにやる気が出てきたな」

このように英語だけでなく、数学や国語といった各教科に対しても、まずは学ぶ意欲を引き出してから徐々に勉強を始めていきます。作中では学生の頃に誰しもが考えてしまう、「勉強ってなんでやるの?」という疑問においても、同じように生徒に「そうか、勉強しないとダメなんだ」という気づきを与えます。

  • なぜ自頭を良くしたいのか
  • モチベーションがどこにあるのか

考えるときには、綺麗な言葉は不要。

  • 「上司を論破したい」
  • 「もっと稼ぎたい」
  • 「人を見下したい」

大切なのは、行動するにあたっての否定的な思い込みをすり替えたり、モチベーションの在処を明確にしたりして、継続するマインドを整えることです。


地頭の良いひとは24時間考えている、学んでいる

ドラゴン桜は「勉強」の範囲を「学校で学ぶ教材」だけでなく、「社会」にまで広げています。

教師は「正しく読む」とは何かを教えるため生徒を御茶ノ水駅に連れ出し、4カ国語の案内板を指して「これから何が分かるか?」を生徒に問いかけます。

「このような案内板ひとつでも、ここからいろんなことが推測できます」

「日本語と英語のみの案内板のほうがこの駅に多いことから、4カ国語表示の案内板は新しいと推測できる」

「中国・韓国人が増えたのは最近だとさらに推測ができる。ではなぜ増えたのか?両国の経済が発展して旅行者が増えたのかもしれない」

「だとすると昔と較べてどれくらい経済は発展したのか。それによって日本はどう影響を受けたのか」

「それを知りたい。調べてみて自分なりの理論を構築してすっきりしたい。これが好奇心を満たすことであります。」

「推測することで一枚の表示版だけからでも世の中のいろいろな動きを読み取ることができるのです」

この一例から学びたいことは、次の2点です。

  • 外を歩いているときでさえも考え続け、学び続ける
  • 推測してから調べる

特に2つ目が重要で、私たちは「なんでだろう」という疑問を持ったときに、ついついすぐに調べてしまいます。そうして他人の構築した理論を自分のものとしてしまいがちです。そうではなく、まずは「推測する」。

調べるときには、次の2つの目的で行うようにすると、自分で考える癖がつき、地頭が良くなります。

  • 推測との答え合わせをするために調べる
  • 推測を行うためのデータを探すために調べる

地頭を鍛える方法の一例

ドラゴン桜では具体的な自頭を鍛える方法を紹介しています。

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「一文一義の文章は味気ない。一文三義以上の文章でもう少し難しい内容を盛り込もとうすると、読んで理解しにくくなる。だから一文二義で文章を書く訓練をする」

続けて、一文二義を行うにあたって、何を書くとよいかを伝えています。

「少し大変だがコレを続ければ地頭は確実に飛躍的に向上する」

「その秘訣とは朝に新聞の社説を読み、夜に要約を書くこと」

「朝にまずさらっと読み内容を把握する。次にじっくり読んで大切な箇所をしっかり理解する。そして寄る思い出しながら内容を要約した文章を書く」

私もこれと同じようなことを長らく実践していて、Webの記事を読んだ際に、自分で要約してツイートしていました。ただ読んで終わるのではなく、その記事に対して自分が頭をつかう機会を作ることで、記憶が定着しやすいですし、頭も良くなりそうです。


自頭を良くしたいなら「ドラゴン桜」を読もう

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今回記事中でドラゴン桜の一部を抜粋・編集して紹介しましたが、これはドラゴン桜中の100分の1ですらありません。社会人がドラゴン桜から学べることが多いのは、やはり「学校の勉強」の範囲を超えて、広義の「勉強」を伝える漫画になっているからです。

どの年代が読んだとしても、学びのある漫画なので、この記事で少しでも興味を持たれた方は手にとって読んでみてください。単行本は全21巻、話数は全194話となっています。