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斜め35度の視点(@_danboooo_ )

見る角度を変えれば、世界も変わって見える(かもね)

コミュ力を向上させる方法

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「私コミュ障ですがよろしくお願いします」

そんな挨拶を初対面でする大学生が増えていますね。大学1年生のころは、どの授業でも始めは自己紹介からするもの。そのときに「私コミュ障です」と自己紹介で付け足す人が多かったです。情報系の学生だから多いというのも理由の一つかもしれません。

なぜ自己紹介で「コミュ障」と自称するのかというと、知っての通りただの自己防衛の予防線です。はじめから相手からの期待値を下げておくことで、「コミュ力ねえなこいつ」とケチを付けられにくくなる(と思い込んでいる)。

「ファッションコミュ障」とも呼ぶべき最近のコミュ障について、困っている人も多いと思うので、その改善方法を、コミュ障の私の口から解説しましょう。

 

まずは聞き手になること

どんな「コミュ力向上本」にも書いてある鉄則。「相槌」「オウム返し」「質問」さえあれば基本的に会話は成り立つ(ように見える)。

昔「ELIZA」という簡単な自然言語処理プログラムがありました。まさに上の3つを、ユーザーからの入力に合わせて返します。実際にこの「ELIZA」と人間がやり取りをすると、本当に会話しているかのような錯覚に陥ります。それほど、「相槌」「オウム返し」「質問」が会話の中で大切なことがわかります。

大切さが分かったところで、聞き手に回るためにそれらの使い方の基本形を見てみましょう。

相槌

「そうだよねえ」「うん」「そうそう」「へえぇ」「まじか」「なるほど」...

オウム返し

「(相手の言葉の一部)なんだね」「つまり(相手の話の要約)ということなんだね」...

質問

「え、それってxxxxということですか?」「なんでそうしたんですか?」「why」「what」「where」「who」「how」...

 

どれも基本で、そんなに難しいことではないです。ここでコミュ障として注意しておきたいことがあります。

「つまりxxxですね」という類の「オウム返し」では、相手の言っていることをしっかり聞き取って、代弁するようなつもりで返答すること。的外れのオウム返しは、相手に不快感や「こいつ聞いてないな」という不信感を与えます。

「質問」では、「why」を使い過ぎるとうざがられるので注意。また、質問内容が会話内容から飛躍しぎると、相手に会話しづらいという印象を与えます。

 

以上のような「聞き手になろう」というものは、本でもサイトでも調べたらすぐ出てくるところ。すでに知っている人が多いと思いながらも、基本なので一応説明しました。

実際にトークラジオを聞いてみると、分かりやすいですよ。

 

次に他では書かれていない内容について書いていきます。コレに関しては個人的経験と考えからくるものです。

 

話し手に加わる

聞き手に回るだけだと、個が出せないため、とてもつまらない人間と思われてしまいます。そこで自分からも会話に加わる必要がありますね。

人の会話をコミュ障の視点から見ていると、「なんであんなに話すことがみつかるんだ?」と疑問に思うことがありませんか。そんな「話せないコミュ障」がいる一方で、内容が飛躍する「話せるコミュ障」も存在します。どちらも結局「会話」が下手。

話し手に加わるためには、ただ話せばいいのではなく、しっかりそれまでの内容に沿った話を展開することが大切。そのために必要なことが「連想力」です。

 

会話をしていて、いつの間にか話題のすり替わりが連発し、「あれ?俺たち何話してたんだっけ?」となった経験があるでしょう。このすり替わりで起きていることが、「連想」によるものです。

 

例えば
A「お、これ新作のプリンじゃん。うまそう」
B「ホントだうまそう。そうそう、最近オレ、帰りにプリンとビール買って変えること多くてさ」
A「なにそれ異色の組み合わせだね」
B「コンビニでプリン買って帰宅後食べて、風呂入ってビール飲むのがたまらなくてさ」
A「おーいいねぇ。コンビニってどこの?」
B「やっぱセブンしょ。プライベートブランドのやつ」
A「あれ美味しいよね。セブンのブランド戦略って最強だわな」
B「知ってるか?セブンの自社カップ麺、実はほとんどパッケージ変えただけの日清なんだぜ」
A「え、そうなの?日清損じゃね?」
B「そうだよ。そりゃ日清が『プライベートブランドつくるからよろしくな』ってセブンに言われたら、日本最強の小売店様からの願いを断れるわけないでしょ」
A「へー。まるで電通みたいな殿様だな」
B「どこも頭上がんないよなあ。あ、でも電通でも、大金出してくれるところには頭が上がらないらしい。やっぱ広告って金かかってる分、契約取れなかったら大損害だからさ」
A「広告といえばさ、....」
※内容は正確ではありません。あくまで例です
・・・・・

 

元々「プリン」からはじまり、間を挟んで「広告」にまで話が広がっています。話題が推移しているところを見ると、会話の内容から「連想」して次の話題へと展開していますね。

これが会話をするために必要なこと。ではどうやったらこの「連想力」って身につくんでしょうか。次にその方法について触れていきます。

 

連想力を鍛える方法

「連想前」→「連想後」の遷移には次の3種類があります。

1:抽象物(例:プッチンプリン→プリン)
2:同位物・類似物(例:MacWindows、王者セブン→王者電通
3:具体物(例:お菓子→プリン)

これらを意識して、紙とペンを使って書いて練習します。実際に書くときには、それから連想したものが「抽象物」なら上に矢印を引っ張って書く。「同位物・類似物」なら、同じ水平線上に書く。「具体物」なら、下に矢印を引っ張って書きます。

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上は「プリン」から始めてみた例です。もっと紙一面に書いていくといいでしょう。「話せないコミュ障」の場合、プリンというワードが出てきても、そこから連想することができないため、何を話せばいいのか出てきません。逆に「話せるコミュ障」というのは、「プリン」から間を飛ばして「じゃがいも」の話をします。

この「プリン」と直接つながっているものを次の話題にして発言することで、飛躍のない自然な会話を実現できます。また、「ポケモン」がありますが、こういう少しずれた連想語は日本の伝統、ボケとしても使えます。

A「まじセブンのプリンうめえわ」
B「モンスターボールで捕まえたくなるな」
A「それ、ポケモンのプリンや!」
(面白いのかは知らない)

 

 

これら連想関係の意識をすることによって、話題の飛躍を引き起こさずに、次に自然に口に出せる話題を見つけ出すことができます。

初めのうちは、会話の中でこの意識をすると返答に時間がかかるかもしれませんが、練習を重ねていくに、無意識にその思考ができるようになり、普通の人同様のコミュ力を身につけて会話できるようになるでしょう(保証はしません)。

まとめ

このコミュ力を向上させる方法を、もうすでにコミュ力を持った普通の人から見ると、バカにしたい奇妙な内容かもしれませんね。それは単に無意識に行っていることだからです。

ニューラルネットワーク」という、コンピュータ用に人間の脳をモデル化したものにおいても、言語処理時に「活性度」という形で、同じようにいわゆる連想を起こしていたりします。

 

「コミュ力をつける」というと、どうしても対面でのコミュニケーションの中でしか、鍛えられないように感じている方が多いと思います。でも、コミュ障にとっては、それ自体が大変な苦痛であり、その一歩さえ踏み出すことができない。

そういう人は、今回紹介した鍛錬法を試してみるといいかもしれません。ただ最終的には人と話さないと、鍛えられているのかわからないので、適度に人と話しましょう。