斜め35度の視点(@_danboooo_ )

見る角度を変えれば、世界も変わって見える(かもね)

自分を作っているのは自分ではない、環境だ。

「今自分がここにいるのは
自分が努力した結果だ。
ほかの誰かのおかげじゃない。
自分の頑張りのおかげだ」

そんなこと思う人がいます。

例えば大学受験の勉強で
必死に頑張って第一志望に合格したとき、
その合格できた要因は自分に多くあると
考える人は少なくないでしょう。

 

でもそれは単なる傲りなんです。

実際のところ結果に自分が寄与したのはほんのわずか。

 

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では自分以外の何が結果に影響を
与えているのかというと、”環境”です。

自分で自分を動かして頑張ったのではなく、
環境によって自分が動かされて
頑張るよう仕向けられていたんです。

今回は、自分を作っているのは、
実は自分ではなく環境であることを
ある実験と合わせて説明していきます。

 

金田「むか〜しむかし、ある実験が行われました」

1996年、ローゼンタールとジェイコブソン
という2人の研究者が行った実験があります。

1年生から6年生までの児童を対象にIQ検査をしました。

そのテストは児童の学業成績の
急上昇を予測するというもの。

その検査で良い結果を残した児童は、
これから1年で非常に大きな伸びが
期待されると、教師たちに告げられていました。

 

実は、ここまでは表向きの話で、
その検査は全くのでたらめなものです。

本命の実験は、この結果を教師に聞かせ、
その後の児童たちの成績はどうなるのかを見るものでした。

 

無意味な結果が教師たちに配られ、
1年後にローゼンタールらは
児童たちの成績を調査しました。

 

金田「この実験の結果が面白い」

結果は「急上昇」グループに
割り振られていた児童が、
割り振られていなかった児童よりも
大きく成績を伸ばしていたことがわかったのです。

特に1〜2年生の急上昇グループでは、
IQスコアの上昇が有意に見られました。

 

金田「この結果からタイトルを回収」

人間の「知能指数」は、
もともとある能力と並んで、
機会や周囲からの期待にも関係しています。

周りから期待された、与えられた
役割に応じて能力が向上するのです。

したがって、

「自分を作っているのは自分ではない、環境だ。」

ということになります。

(タイトル回収)

 

金田「頭良いのはお前のおかげじゃないと自覚しろ!バカ!」

記事の出だしで、
勉強の成果は自分のものじゃないかもよ?
という疑問を投げかけました。

実際にデータとしても上がっています。

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(出典)文部科学省お茶の水女子大学委託研究(平成20年度)より作成

一目瞭然ですが、年収が多いほど
成績が高くなっています。

確かに学歴が高ければそれだけの
努力をしたのでしょう。

それは否定できないし、
その努力は素晴らしいものです。

しかし、「頑張る」という行為は
自分の内から湧いたものではなくて、
自分の外からの影響を受けて
湧いてきているものと言えてしまうんです。

 

金田「初対面のとき注意が必要!」

「周りから期待された役割に応じた能力が向上する」

ということを知っていれば、
初対面の人と会うときや、
初めてのコミュニティでの
接し方の大切さに気づきます。

 

ツッコミ役を引き受けてしまうと、
以降もツッコミ役として
せっせと頭を回転させなきゃならない。

天然キャラを装ってぶりっ子すると
周囲から天然キャラを期待され
演じているうちにいつの間にか
本当に天然キャラになってしまう。

リーダー的役割を担えば、
その役割をよく振られるようになって
リーダーシップ力が次第に高まる。

 

自分が伸ばしたい能力の役割を
一番最初に周りに上つけることで
実際にその能力が身につくんです。

だからいろんなコミュニティに
属していると人間として様々な
経験値を蓄えることができます。

 

「自分を作っているのは自分ではない、環境だ」

 

このことを心得ていると
結構違った世界が見えてくるんじゃないでしょうかね。

ちょっと違った角度で
ものごとが見えてきたでしょうか?

 

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